はじめまして、あおあかです。
この度、ソフトバンクからLINEMO(ラインモ) へ切り替えたのですが、キャリアメールの引き継ぎに少し手間取った部分もありました。そこで、
・ソフトバンクのキャリアメールを引き継ぎたいけど、やり方がわからない人
・ラインモに変えたけど、キャリアメールの引き継ぎ方法がわからない人
・キャリアメールが使えるならラインモに変えたいけど躊躇している人
といった方向けにLINEMO(ラインモ) へ切り替え後にキャリアメールが使えるようになるまでの方法や、僕が手間取ってすぐに移行できなかった点等を記載しておきます。ぜひ参考にしていただければと思います。
そもそもLINEMO(ラインモ)でキャリアメールは使える!?
結論から申しますと、あくまでもLINEMO(ラインモ)側はLINEMO(ラインモ)契約者向けにMMS、Eメールのアドレスはご用意していません。
一旦は、キャリアメール(@i.softbank.jp、@ymobile.ne.jpを含む)は、LINEMOを契約すると利用できなくなりますので、注意が必要です。
ただし、ソフトバンクが2021年12月より、解約後31日以内に申し込みをすれば別途、年額3,300円を支払う(※)ことで、引き続きキャリアメールを使うことが可能になるサービスを開始した事でLINEMO(ラインモ) にプランを変えてもキャリアメールが引き続き利用することが可能になりました。
(※)1メールアドレスにつき年額3,300円、2022年夏以降、月額払い(330円/月)でも提供する予定
LINEMO(ラインモ)とは?
LINEMO(ラインモ) とは、ソフトバンクが2021年3月に導入したオンライン専用新料金ブランドです。
大手3社(docomo、au、SoftBank)が同時期にオンライン専用プランを導入しております。
SoftBank(ソフトバンク) | docomo(ドコモ) | au(エーユー) | |
ブランド名 | LINEMO(ラインモ) | ahamo(アハモ) | povo(ポボ) |
利用料金 | 基本料金: 20GB 2,728円 3GB 990円 | 基本料金: 2,970円 | 基本料金:0円 トッピング: データ使い放題(24時間):330円 1GB(7日間):390円 3GB(30日間):990円 20GB(30日間):2700円 60GB(90日間):6,490円 150GB(180日間):12,980円 |
超過後の速度 | 3GB:最大300kbps 20GB:最大1Mbps | 送受信時最大1Mbps | 送受信時最大1Mbps データ容量0GB時は 最大128kbps |
国内通話し放題(5分間) | あり(オプション) | あり | あり(オプション) |
通話オプション | 550円で1回5分通話し放題 1,650円で24時間通話し放題 | 1,100円で24時間通話し放題 | 550円で1回5分通話し放題 1,650円で24時間通話し放題 |
その他にデータ追加1GB/550円、利用できるネットワーク4G/5G、デザリング追加料金なし、申し込み方法はオンラインのみといった内容は3社共通です。
各携帯電話会社が料金プランを検討するうえで、そこにはキャリアショップのコストが掛かっております。
しかし各社のオンライン専用プランはこれらを削減することで、月額3000円を切る料金プランを実現し、利用者は月々の負担額を減らす事ができるということに繋がります。
僕も元々はソフトバンクの「メリハリ無制限プラン」を利用していたのですが、会社や家ではWi-Fiを繋げていて毎月20GB以内に収まるし、1人暮らしなのでソフトバンクが提供している家族割りも適用外なので、LINEMOのオンライン専用プランに切り替えることでコスト面で月々の固定費を大きくカットする事に成功しました。
1つの難点として、やはりオンライン専用プランという事で切り替えに躊躇する方もいるかと思います。キャリアショップであれば疑問にすぐ答えてもらえるし、迅速な対応をしてもらえる安心感がありますがオンラインだけではなかなかそうはいきません。
ただ、僕がLINEMO(ラインモ) にプラン変更をしてみて思ったことは、躊躇するほど難しい事もなくかなりイージーだということです。
本記事は切り替え後にキャリアメールをうまく移行できる方法を記載していますので、LINEMO(ラインモ)への切り替えについて詳しくは記載しませんが、ざっくり流れをお伝えすると
- LINEMO(ラインモ) に切り替えるスマホの準備
- 必要事項を入力してプラン、SIMカード/eSIMの選択(僕はSIMカードを選択しました。)
- 本人確認書類の準備(ソフトバンク/ワイモバイルからの乗り換えの場合、必要ありません。)
- SIMカードを受け取り、一緒に同封されている初期設定マニュアル通り進める。(5.以降)
- 回線切り替えをオンライン(受付9:00〜20:30)もしくは自動音声(受付10:00〜19:00)で実施(オンラインで行い、10分程度で完了のメールが来ました。)
- SIMカードの挿入
- ANP構成プロファイルのダウンロード、インストール(同封書類内のQRコードから簡単に設定できます。)
オンライン専用という事もあって説明資料等が充実しているので、そこまで戸惑うことなくスムーズな移行ができました。
キャリアメールとは?
キャリアメールとは通信事業者が自社ドメインで提供する電子メールサービスのことを指します。一般的には
SoftBank(ソフトバンク) | docomo(ドコモ) | au(エーユー) |
---|---|---|
○○@softbank.ne.jp ○○@i.softbank.jp | ○○@docomo.ne.jp | ○○@ezweb.ne.jp ○○@au.com |
等が該当し、本人確認を行った上で提供していることも相まってフリーメール等と比較して信頼性の高いサービスとして位置付けられています。
10数年前までは携帯保有者のほぼ全員がどれかしらのキャリアを利用してメールをしていました。新しい人と付き合ったりするとアドレスをペアで変えたりして。。懐かしいです。
ただ2011年6月、キャリアメールを使わなくともより手軽なコミュニケーションツールとしてLINE(ライン)が登場し、キャリアの利用者は低下していきます。
「2021年版:スマートフォン利用者実態調査」(MMD研究所)によると、メールやメッセージの送信回数は1日あたりキャリアメールは「0回」が最多で68.2%、次いで「1~10回」が26.1%です。SMSやLINE(ライン)に比べて最も低いことが分かりました。
LINEMO(ラインモ)でキャリアメールが使えるようになった経緯
そもそもLINEMO(ラインモ) でもキャリアメールが使えるようになったのには、2020年9月に内閣総理大臣に就任した菅総理が政権の公約にまで掲げていた携帯料金引き下げがきっかけの1つとしてあります。
携帯電話料金の低廉化に向けて、モバイル市場の公正な競争環境の整備に向け具体的な取組をまとめた「モバイル市場の公正な競争環境の整備に向けたアクション・プラン」を総務省が同年10月に公表する等、一気に携帯料金値下げ競争が起こりオンライン専用プランが発表されました。
しかしその際は、オンライン専用プランに切り替えた場合、キャリアメールの引き継ぎはできませんでした。
そこで、より携帯料金値下げを進めていくためにキャリメールの持ち運びに対応すべきではないかという流れになっていきました。
キャリアメールは昔に比べて利用ニーズが減ってきているのは事実としてありますが、キャリアメールの「持ち運び」サービスを利用したい者の割合は 74.1%(総務省調査)と、一定程度のニーズがあると考えられており、オンライン専用プランかつキャリアメールが持ち運びできればより携帯料金の低価格化が進むと考えられています。詳しくは2021年5月に総務省において取りまとめられた「スイッチング円滑化タスクフォース報告書」に記載されています。興味のある方は読んでみると事の経緯がわかり参考になりますよ。
ソフトバンクのメールアドレス持ち運びサービス
このような理由もあり、SoftBank(ソフトバンク)も対応することとなり、2021年12月より回線契約が終了した後も引き続きキャリアメールが利用できるサービスを有料で開始しました。
費用
ここで1つ注意しなければいけないことは有料であるという事です。
年額利用料金 | 1メールアドレスあたり3,300円/年額 |
2022年夏頃より、月額330円で利用できるサービスを予定しておりますが現時点(2022年2月)では年額クレジットカード払いのみの対応となっております。
現在ではGmail等の無料フリーメールアドレスも広く浸透していますので、金額と相談してキャリアメールを考える必要があります。また、回線のご解約後、31日以内にMy SoftBankよりお申し込みしなければ利用できない点を注意しなければなりません。
LINEMO(ラインモ)切り替え後にキャリアメールが使えるようになるまでの流れ
無事にLINEMO(ラインモ) に切り替えが成功し、もともと利用していたキャリアメールを年額3,300円払っても利用したいという方は、「ソフトバンク持ち運びサービス」より申し込みが可能となっています。
躓いた注意箇所
僕は切り替えまでに約1週間を要し、その間はキャリアメールが利用できない状況に陥り、少々困った日々を過ごしました。
なにがうまくいかなかったかというと、上記リンクのマイソフトバンクから申し込みをしても、「お客さまのご契約・ご利用状況ではお手続きできません。」となってしまったのです。
初めは切り替え後に一定期間置くべきなのかな。と思い2日ほど待ったのですが変化がなかったので仕事の合間にソフトバンクへ出向いたり、30分経ってやっと繋がるお客様サポートへ電話をしても解決しませんでした。
その時に言われたことは一貫して、あと2〜3日待って再度手順通り行ってください。の一点張りでした。
そこで言われた通り2〜3日経ってみても変わらず状態。行った店舗の対応が正直あまり良いものではなかったので再度別の店舗で同様の話をしました。そこの店舗は閉店ギリギリにも関わらず通り一辺倒ではなく様々な方法を取り組んでくださり、解決に至ることができました。
解決してしまえば何てことないのですが、実は申し込み画面で入力していた「SoftBank ID」と「パスワード」がLINEMO(ラインモ)切り替え時に作成していたLINEMO(ラインモ)のID・パスワードをずっと利用していたのです。
本来であれば事前に作成していたSoftBankのID・パスワードを利用しなくては進まないのですが、そこで躓いていました。
左上画像の画面時にLINEMO(ラインモ)切り替え時に作成したID・パスワードを入力すると「お客さまのご契約・ご利用状況ではお手続きできません。」という画面になり、そのままトップへのボタンを押すと、右上画像の画面にたどり着きます。
「ソフトバンク会員専用ページ」となっておりますがLINEMO(ラインモ)でログインしてしまった場合は赤で囲った部分が緑色のアイコンになっております。
これは「LINEMO会員専用ページ」となっておりますのでご注意ください。この画面から色々と手続きを進めようとすると毎回「お客さまのご契約・ご利用状況ではお手続きできません。」にたどり着いてしまいます。
左上画像の画面でSoftBank(ソフトバンク)利用時に作成していたID・パスワードを正しく入力することで左下画像の画面にたどり着きます。
この画面が出ればあとは記載された通りに進めていけばスムーズにキャリアメールの持ち運びサービスに進むことができます。
まとめ
切り替え後、31日以内に申し込まなければサービスの利用ができなくなってしまう中、このちょっとしたミスで何日も手続きが進めず、その間もキャリアメールが利用できないので、少し大変な思いをしました。みなさんも同様の自称に陥っていれば、ログイン時のID・パスワードに気をつけてみてください。
どちらでログインしても入れてしまうので注意が必要です。
ということで今回はLINEMO(ラインモ) 切り替え後、キャリアメール持ち運び時の注意点について記載しました。
ありがとうございました。